さて、今回は福島県についてです。
福島県出身の有名人は
加藤茶、西田敏行、梅沢富美男、伊東美咲、佐藤B作
などがいらっしゃいます。
みなさんは「福島県」と聞いて、まず何を思い浮かべますか?
私は悲しいことに、「東日本大震災で甚大な被害を受けた県」という印象があります。
本記事の最後には、こちらの震災についても触れたいと思います。
ただ、福島県は様々な観光地やイベントが沢山ありますので、まずは福島県の魅力について綴らせて頂きたいと思います!!
《観光》
【大内宿】
江戸時代の旅人気分が満喫できます!
会津と日光を結ぶ会津西街道の宿場として、江戸時代には参勤交代の大名行列や旅人で賑わった場所です。現在も約30軒の茅葺きの民家が並び、食事処やみやげ物店があります。
-スポット情報-
住所:福島県南会津郡下郷町大内山本
アクセス:会津鉄道会津線湯野上温泉駅からタクシーで15分
駐車場:あり
営業時間:見学自由
【スパリゾートハワイアンズ】
日本フラダンス発祥の地。映画『フラガール』の舞台です♪
映画『フラガール』の舞台となったスパリゾートハワイアンズの宿泊施設。大露天風呂「江戸情話与市」が好評です。食事は和洋中約40種類が並ぶバイキングのほか和食膳もあります。
―スポット情報―
住所:福島県いわき市常磐藤原町蕨平50
アクセス:JR常磐線湯本駅から新常磐交通ハワイアンズ行きバスで15分、終点下車すぐ
駐車場:あり
営業時間:IN 13:00、OUT 10:00
【あぶくま洞】
悠久の時が創り出す地底の幻想世界♪
およそ8000万年という年月が創り出した鍾乳洞です。全長は600m程あり、床下から伸びる石筍や、氷柱のような鍾乳石が創り出す、幻想的な世界を楽しめます。中でも、洞内最大のホールである「滝根御殿」は見逃せません!
―スポット情報―
住所:福島県田村市滝根町菅谷東釜山1
アクセス:JR磐越東線神俣駅からタクシーで10分
駐車場:あり
営業時間:8:30~17:00(冬期は~16:30)
《グルメ》
【喜多方ラーメン】
日本三大ラーメンの喜多方ラーメンは見逃せません!!
日本全国にはさまざまな特徴のあるご当地ラーメンがありますが、福島県のご当地ラーメンといえば「喜多方ラーメン」です。札幌ラーメンと博多ラーメンに並んで日本三大ラーメンのうちの1つとしても有名ですよね。福島に来たのなら、本場の味を食べないわけには行きません!喜多方ラーメンでおすすめなのは、「食堂 はせ川」。喜多方市には歩いているとあちこちにラーメン店があり、その数なんと約120店!その中でもとても人気の高いお店なんです。井戸から汲み上げた地下水で作ったスープは煮干のダシが効いたすっきりとした味わいで、中太のちぢれ麺によく合い絶品です。土日は黒はせ川となり平日とは違ったメニューが食べられます。並んでも食べたい至極の一杯です。
―スポット情報―
店舗名:食堂 はせ川
住所:福島県喜多方市大荒井6
連絡先:0241-24-5180
営業時間:11:00~15:00(土日は<黒はせ川>)
定休日:木曜日、第1水曜日
アクセス:喜多方駅から車で5分
【わっぱめし】
会津のお米に沢山の具材が乗った郷土料理です!
会津地方の郷土料理「わっぱめし」は、500年の伝統を誇る工芸品・曲げわっぱを利用して作られることから名付けられた料理で、会津米と一緒に様々な具を入れて蒸し上げています。中身のバリエーションが豊富なのが魅力です。そんなわっぱめしを食べるなら、わっぱめしの元祖「田季野」へ行ってみてください。昭和45年に初代店主が檜枝岐村で曲げわっぱに出会い、わっぱめしを作りました。城下町にある趣のある建物でいただくわっぱめしは、鮭やイクラ、カニ、きのこなど地元の旬の素材がふんだんに使われていています。地元会津のお米とのバランスが良く、上品でとっても美味しいです♪
―スポット情報―
店舗名:田季野
住所:福島県会津若松市栄町5−31
連絡先:0242-25-0808
営業時間:11:00〜20:00
定休日:年中無休
アクセス:七日町駅から15分
旅には欠かせない美味しいグルメ。観光と合わせてぜひここでしか味わえない福島の味を堪能してみて下さい♪
《東日本大震災》
【被害状況】
2011年(平成23年)3月11日、福島県では最大震度6強を記録し、10市町村で大きな揺れが発生しました。
この地震により
死者 | 4,146人 |
行方不明者 | 1人 |
重傷者 | 20人 |
軽症者 | 163人 |
全壊 | 15,435棟 |
半壊 | 82,783棟 |
一部破損 | 141,054棟 |
データは2020年12月7日時点(福島県公式サイト)
という非常に多くの被害がありました。
これは地震の揺れだけでなく、二次災害の火災や津波などの被害でもあり、東日本大震災の悲惨さが伺える数値となってしまいました。
【東京電力福島第一原発で爆発事故発生】
この震災により、福島県にある東京電力福島第一原発では爆発事故が発生しました。
地震発生により原子炉が自動停止し、津波による電源の喪失もあり原子炉内の冷却注水機能が失われたため、水蒸気による原子炉内圧の上昇と燃料空焚きによる温度上昇が発生。
その結果水素爆発と炉心溶融が起こる結果となってしまいました。
そして、この爆発により溶融燃料の一部が圧力容器から格納容器へ流下し、格納容器が劣化、そして高レベル汚染水の流出や放射性物質の大気中への放出が起こってしまったと言われています。
爆発を起こしたのは1号機、3号機、4号機であり、2号機を含む4機全てで燃料溶融が起こっています。これにより今も原子炉は停止し、廃炉に向けた取り組みが行われている状況です。
この爆発事故は深刻な事故としてINES(国際原子力・放射線事象評価尺)評価で最高レベルの7に認定されてしまいました。
これはかつて旧ソ連で起きたチェルノブイリ原発事故と同じレベルになります。
(出典:環境省公式サイト)
【復興状況】
災害復旧工事に関しては、「全てが完了」あるいは「あと少しで完了」すると言う状況にまで至っています。
東日本大震災で被災した箇所に関しては99%に着手し、そのうちの97%が復旧を終えています。(2,092件が完了、58件が施工中、9件が未着手) 2020年10月末時点
また除染実施状況に関しても、先ほど挙げた除染特別区域を除く除染状況重点地域に指定されていた36市町村では2018年3月までに除染の全てを終了しています。
しかし、除染特別地域だけは今も国の除染計画に従い除染事業が行われています。この上に復興は進んでいるものの、わかっているだけで県外への避難者は2万359人にものぼり、人離れは深刻な状況となっています。(避難先不明者:36,811人)2020年12月時点
(出典:ふくしま復興ステーション)